遺品整理でデジタル遺品の処分も多くなってきました。
仕分作業も注意しなければなりません。デジタルカメラやパソコンの他にも外付けのHDDやSSD、SDカードやUSBメモリも見落とさないよう仕分けていきます。
当店が受ける遺品整理の中で1番多いデジタル遺品はデジタルカメラです。その次にパソコンがあります。
デジタルカメラは、SDカードなどを取出し記憶装置を物理破壊します。その後、カメラ自体に画像が残っていない事を確認します。残っていた場合には全て消去し初期化します。
パソコンにおいては、この流れとは違います。
パソコンから記憶装置を取外し物理破壊
重要個人情報がつまったパソコンはそのまま廃棄するわけにはいきません。データを消去したつもりでも特殊ソフトなどを使えばデータ復活できてしまう可能性もあります。
データ消去サービスを提供している企業もありますが、遺品整理においてのデジタル遺品の処分は当店自身で行わなければなりません。
当店は、内蔵された記憶装置にあたるHDD(ハードディスクドライブ)やSSD(ソリッドステートドライブ)SDカードやUSBメモリ等をパソコンから取外し、物理破壊による処分をおこなっております。
ドリルでHDDの記憶部分のプラッタ部分に穴を開け、HDD自体を折り曲げます。
この作業は手間がかかるので焼却処分も検討しましたが、焼却後にハードディスクからデータを取り出せたという記事を見た事がことがあります。ですので1番確実な物理破壊を行っています。
これからは徐々に写真やアルバムなどのお焚き上げは少なくなっていくと思います。それらに代わりデジタル遺品が多くなっていくと考えています。
いずれ、デジタル遺品として1番多くなるのがスマートフォンでしょう。遺品整理も、その時代に対応した作業内容を考えていかなけれならないと思っています。
自分自身の問題としてもパソコンやスマートフォンはもちろんの事、クラウド上のデータ管理も含めて考えておかなければならないと思います。
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